パーソナルトレーナーになりたい!って方やパーソナルトレーナーの勉強をしたい!って方は
まず、資格の勉強に取り組むのが第一だと思います。
そこで、今回は筆者が実際に取得したNESTA PFT資格取得までの流れを解説していきます。
目次
パーソナルトレーナーに資格は必要?
ズバリ!! パーソナルトレーナーと名乗るのには資格は必要ありません。
私の持っているパーソナルトレーナーの資格以外で理学療法士免許があります。
理学療法士免許は国家資格で名称独占があり、理学療法士免許を持っていいない人が『理学療法士』を謳って仕事をしてしまうと法律に引っ掛かります。
パーソナルトレーナーは民間の資格なので、実際にパーソナルトレーナーの資格を持っていなくても『パーソナルトレーナー』と謳って仕事をしても法律に引っ掛かることはありません。
しかし、パーソナルトレーナーの仕事はトレーニング時のリスク管理をはじめ、身体の解剖学・生理学・運動学・運動機能学などを知識として持っておくと仕事の幅は広がります。
お客さんから『アームカールの時に掌の向きで使う筋肉が違うのはなぜですか?』『サイドレイズの時に僧帽筋が動いてしまうのは何でですか?』って聞かれたときにすんなりと答えられますか?
この時にたどたどしい様子や、自信なさげに説明されても信用がなくなるだけです。
逆にいうと、このような知識のないパーソナルトレーナーに教えてもらいたくないですよね。
なので、仕事としてパーソナルトレーナーに興味がある人は必ず資格を取得した方が良いです。
趣味でパーソナルトレーナーに興味がある人は、資格の勉強をすると運動学を元にフォームの修正、栄養学を元に食事の変更など行えばトレーニング効果が向上しやすくなります!!
NESTA PFTとは?
実際に筆者が取得したNESTA-PFTとは、National Exercise & Sports Trainers Association-Personal Fitness Trainerの略称で、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会が認可するパーソナルトレーナー資格です。
パーソナルトレーナーの資格はNESTA以外にも以下のような資格等、10以上もあります。
- スポーツ指導基礎資格
- スポーツプログラマー(公益財団法人日本スポーツ協会)
- JASA-AT(公益財団法人 日本スポーツ協会)
- 健康運動指導士(財団法人健康・体力づくり事業財団)
- JATAC-ATC(ジャパンアスレチックトレーナーズ協会)
- JATI-ATI(日本トレーニング指導者協会)
- NSCA-CPT
筆者はNESTAを選んだのには理由があります。元々、理学療法士の免許を持っていたので運動学・生理学・解剖学以外の勉強も出来る資格が良いと考えていました。
NESTAでは身体の基本的な運動学・生理学・解剖学以外にもパーソナルトレーナーのマーケティングや、ビジネス面から見たパーソナルトレーナーの役割なども勉強できるとあり選択しました。
NESTAの資格取得まで
NESTA PFT資格の取得の流れは簡単に説明すると
NESTAのテキストを購入する⇒コースを選択する⇒受験する⇒合格すればパーソナルトレーナーの資格取得!!
という感じになります。
NESTA PFTの資格取得条件
・満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
・NESTA JAPANからテキスト購入済みであること
・CPR・AEDの技能に関して定期的なトレーニングを積んでいる(資格認定を受けていることが望ましい)
・日本国籍または、日本での就労可能な在留資格があること
・次の1~4のうち、1つ以上の項目に該当する
1.1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
2.1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
3.体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
4.NESTAの認定する養成講座、養成コース(認定校・認定アカデミー含む)を受講済みである
筆者の場合は働いている病院内でCPR・AEDの技能に関してトレーニングを積んでおり、パーソナルトレーナーの実務経験がありませんでしたが、医療系の大学を卒業しているので条件を満たしていました。
コース選択
NESTAにはいくつかの受験コースがあります。
-
- ダイレクトコース
先ほどの資格取得条件を満たしていれば直接試験を受けることができます。 - ゼミコース
4日間NESTA認定講師の養成講座を受けるコースです。
4日間という短期間で行うので基礎的な知識は持っている人が対象となるコースです。
他にもシリーズ別ゼミコースといったものもあります。 - WEBコース
Eメールを活用して、PFTテキストの内容に沿って各章毎に課題(1章につき20~30問)に沿って学習を進める形式の通信教育です。
- ダイレクトコース
それぞれの詳しい値段などは 公式HP に詳しく記載されています。
筆者の場合は取得条件を満たしていたのでテキストだけ購入しダイレクトコースで受験しました。
認定試験概要
NESTA PFT試験は通常2日間行われます。
1日目は試験前日に会場にて8時間の事前講習があります。
筆者の場合はコロナ禍というのもありオンライン動画で受講しました。オンライン動画の場合は指定した日付から10日間動画を見ることができました。
動画の場合も約8時間あるので全部見るのには根気が必要です!!
2日目に試験があります。
試験時間は120分、試験問題は全125問です。
125問中、100問正解(正答率80%)で合格となり、試験問題は全て4択の選択式です。
合格すれば4~6週間程度で証書とNESTAの資格ガイドなどが同封された封筒が届きます。
実際に試験を受けてみた感想
事前講習で出やすいところを教えてくれるので、もともと医療系の仕事や学校出身で運動学・解剖学・生理学の基礎的な知識がある人は、事前講習と計算問題を勉強すれば大丈夫だと思います。
人の身体について勉強するのが初めての方でもテキストを読んで理解すれば問題なく合格できると思います。
ちなみに筆者の場合は一月前くらいから始めました。NESTAの問題集も購入してやってみましたが、実際の試験はNESTAの問題集より少し難しい程度だと感じました。
最後の方の20問程度は計算問題ばかり出てきたので計算もしっかりと抑えておくと良いと思います。
まとめ
パーソナルトレーナーになるには資格は絶対に必要ではありませんが、パーソナルトレーナーの資格取得に必要な知識は資格を持っていない人でも、パーソナルトレーナーを謳うのであれば必要だと思います。
資格取得を通して得た知識はトレーニング効率をさらに良くしてくれます。
今回の記事で興味を持った方はぜひ、パーソナルトレーナーの資格を取得してみて下さい。
合言葉は『賢くBODY MAKE‼』
最後まで読んで頂きありがとうございました。