ダイエットをしている方は自転車やランニングなどの有酸素運動を取り入れいている人は多いですよね。
有酸素運動は『脂肪を燃焼させる』効果が有名ですけどそれ以外にもメリットはあります。
そんな意外と知られていない有酸素運動の効果を解説していきます。
目次
意外と知らない有酸素運動の5つの効果!!
脂肪の燃焼促進
有酸素運動の一番有名な効果ですね。
私たちは体内に貯蔵されていたグリコーゲンを二酸化炭素と水に分解し、その過程で産生されたATPをエネルギー源として身体を動かしています。
しかし、グリコーゲン貯蔵量にも限界があり途中から脂肪をエネルギー源として使用します。
脂肪をエネルギーに変えるのには酸素が多く必要であり、運動しながらエネルギー源も産生するのが有酸素運動です。
よく言われるのは継続した有酸素運動20分以下だと脂肪は燃焼されにくいので、体脂肪を落としたい方は20分以上有酸素運動を行ってください。
心臓の1回拍出量増加
心臓の1回拍出量の増加とは心臓の左心室が1拍の収縮によって大動脈へ拍出する血液量のことです。
要するに心臓がドクンッといった時の送り出される血液量が多くなります。他にもスポーツ心臓ともいわれます。
有酸素運動を続けていると左心室の容量が大きくなりやすく、負担が少なく多量の血液を全身の組織へ送り出せるようになります。
血圧の低下
一般的に運動をすると一時的に血圧は上昇します。
しかし、適切な有酸素運動を行っていると血管内皮機能を改善し、筋肉にたくさんの酸素や栄養を運ぶために血管が広がったり、血圧を上げようと働く交感神経が緩和されるなどし血圧が下がっていきます。
厚生労働省のページでは
習慣的な有酸素運動が収縮期血圧を3.5mmHg低下、拡張期血圧を2.5mmHg低下させ、高血圧患者においても収縮期血圧を8.3mmHg低下、拡張期血圧を5.2mmHg低下させる効果があるといわれています。
と記載されており高血圧気味の方にも有酸素運動は推奨されています。
ミトコンドリア数の増加
ミトコンドリアとは細胞内の存在しATPなどのエネルギー源を取り出す役目を果たしている細胞小器官です。
ミトコンドリアが身体を動かすのに必要なエネルギーATP等を取り出しているから私たちは身体を動かせます。
このミトコンドリアが増加するということはエネルギー量も増え疲れにくくなったり、運動時の負荷量を増やすことができるなど身体にとっていいことだらけです。
グリコーゲンの貯蔵量の増加
先ほどの話にも出てきましたが有酸素運動を続けるとグリコーゲン貯蔵量も増加します。
グリコーゲンは主に運動開始の時に消費されやすいエネルギー源です。
筋肉の中のグリコーゲンはタンパク質の分解を抑えますので、グリコーゲンの貯蔵量が増えるということは
まとめ
今回は有酸素運動の数ある効果の中で意外と知られていないであろう5つの効果を解説しました。
・脂肪燃焼効果
・1回拍出量が増え身体に負担が少なく多くの血液を身体に送り込める
・血圧の低下
・ミトコンドリア数が増加しエネルギー量も増え疲れにくくなる
・グリコーゲン貯蔵量が増え筋肉中のグリコーゲンはタンパク質の分解を抑えてくれる
ただ、有酸素運動をやっているだけではなく効果も抑えておくと、運動自体の理解が深まり効果は上がると思います。
皆さんのダイエットや健康の助けになれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。